農業系ライターのブログ

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梅仕事2016

今年もようやく梅を漬けた。梅干し5kgと梅酒1kg。3kgは生協で、3kgは市場の八百屋で調達してきた。去年も6月の最終週に市場で余っていた梅を持ってけ泥ボー状態で投げ売りしてたのを買ってきたのだが、今年はもう残りわずかで、割り引いてくれそうになかった(^^ゞ。八百屋のおやじさんが言うには、今年は例年より2週間くらい早くて、今になって品薄で価格があがり、もう、これが本当に最後なんだそうだ。

 

言われてみれば、スーパーに梅が5月半ば頃から並び始め、今年は早いなぁなどと思っていたのだが、数日前から赤ジソしか見なくなっていたな。そういうことなのか。この間、話を聞いた山梨の桃農家さんが今年は例年より1週間くらい収穫が早いと言っていたけれど、桃と梅は近縁だろうから、この手の果実の全国的な傾向なのだろうか。

 

梅干しは3kgを13%の塩で、2kgを18%で漬けた。通常は15%を目安にしているので、13%は私にしてはなかなかの冒険。この間、母親が直売所で買ったどこかの農家さんが作った梅干しを送ってきてくれたのだが、これが私の漬ける梅よりまろやかだった。食べ比べると私の梅干しは塩がきつい。15%でも比べると塩がきつく感じるって、何%で漬けたのだろう……と謎。なので、5%くらいの差があるとどのくらい違うものなのかと、試してみることにした。

 

振り返れば子どもが保育園で梅ジュースを作ってきて、うちでもやりたいと言われ、始めた梅仕事。もう10年以上になるな。当初は一緒にへたをとり、1個1個、酢で拭きながら作っていたのだが、いつのまにか私だけの楽しみになってしまった。梅ジュースはもう誰も飲まないので作るのをやめ、梅干しと梅酒だけになっている。うちでもやりたいと言い出しっぺだった娘は、まったく関心がなくなり、私がへたを取ってるそばでゴロゴロしながらスマホをいじっている。まぁ、そんなもんよね。梅酒を作り出して氷砂糖の封を切ったとたん、つまみ食いにやってくるのだけは変わりないけれど。子どもが大きくなると、手間もさほどかからない分、つまらないなぁなどと思うのは贅沢な悩みかな。

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